トップ10相手に16連敗、マスターズ:アレックス・デミナールにまつわる2つの衝撃統計
アレックス・デミナールは火曜夜(現地時間)のATPファイナルズでロレンツォ・ムセッティとの対戦に勝利目前まで迫った。しかし、オーストラリア人選手は結局敗れ、2年連続でグループステージ敗退が現実味を帯びてきた。
デミナールはATPファイナルズでの初勝利にあと一歩だった。世界ランク7位の選手はムセッティに対し最終セットで5-3とリードしていたが、結局(7-5, 3-6, 7-5の2時間44分)で逆転負けを喫した。
2試合連続の敗戦を喫した26歳の選手は、準決勝進出のために極めて有利な状況の連鎖を必要とする。さらに、このイタリア人選手への敗戦は、現在のトップ10選手に対する苦戦を裏付けるものとなった。
実際、X(旧Twitter)アカウント「Jeu, Set et Maths」が報じたように、デミナールは公式戦における世界ランクトップ10選手との過去16試合を全て失っている。
この深刻な連敗は昨年の全仏オープン、アレクサンダー・ズベレフに準々決勝で敗れたときから始まっている。トップ10選手への最後の勝利は、2024年全仏オープン4回戦での当時5番シードだったダニイル・メドベージェフ戦(4-6, 6-2, 6-1, 6-3)となる。
さらに、キャリア2度目のATPファイナルズ出場となったデミナールは、大会での初戦から5連敗を記録した。昨年のグループステージでのジンナー、メドベージェフ、フリッツとの敗戦に続き、今回はアルカラスとムセッティに敗れ、同じ情報源によれば、1990年代初頭以降でATPファイナルズの初戦から5連敗を記録した3人目の選手となった。
彼以前には、マリン・チリッチ(5連敗)とマイケル・チャン(6連敗)がマスターズトーナメントで同様に困難なスタートを切っている。チャン記録に並ぶことを避けるためには、木曜日に行われるグループステージ最終戦でフリッツを下す必要がある。この試合では、両選手ともまだ準決勝進出の可能性を残している。
Musetti, Lorenzo
De Minaur, Alex