デ・ミナールと対戦する前、ナダルは「土曜日に僕が勝ったら驚くよ」とは自慢しなかった。
1回戦でダーウィン・ブランチに6-1, 6-0と快勝したラファエル・ナダルは、冷静を装っている。この初戦について聞かれたとき、彼は物事を前向きにとらえ、マドリッドでプレーできた喜びを何よりも強調した。「僕は、将来有望な、ポテンシャルの高い相手とプレーしたんだけど、ミスが多くて、1時間しか持たなかった。パリに行くかどうかはローマが終わってから決める。まだ2日間マドリードにいる。ほとんどプレゼントのようなものだ。コートに戻る機会を得られて嬉しい。ここにいることは、僕にとってとても意味のあることなんだ」。(L'Equipe紙によるコメント)。
非常に静かな1回戦を終えたラファは、今週の土曜日、さらに大きな試練に直面する。午後4時から、ラファはマノロ・サンタナ・コートに戻り、バルセロナでの苦い経験を持つアレックス・デ・ミナールと対戦する。世界ランキング11位のオーストラリア人プレーヤーは、今シーズンは低迷している。キャリア最高のシーズンを過ごした彼は、決してソフトタッチではない。実際、デ・ミナールは、敵意をむき出しにした観衆の絶え間ないプレッシャーに耐える神経を持っているようだ。
全仏オープンで14個のタイトルを持つデ・ミナールは、再来日について聞かれ、「土曜日に勝ったら驚くだろうね」と悲観的だった。僕にとっては、自分を試すチャンスなんだ」。バルセロナ(7-5, 6-1で敗戦)では、1セットしか勝負できなかった。アレックスはタフな選手で、毎回余計なショットを打たせようとする。[... いい日もあれば悪い日もある。楽しむためにプレーするつもりだよ」。(L'Equipeのコメント)。
クレーの帝王は、現在の調子についても話す機会を得た。3週間前は、公式戦に出られるかどうかわからなかった。そして今日、2週連続でプレーしている。[ここ数週間の出来事は、オーストラリアやドーハ、インディアンウェルズで起こってほしかった。ブリスベンで起こったことが二度と起こらないようにしなければならない。オーストラリアでは、無理にプレーしてしまったから、あんなことになってしまった。できる限りの準備はしてきたし、今日よりは準備できていると感じていたよ」。(L'Equipe』誌のコメント)。