ベレッティーニ、競技復帰に成功!
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マッテオ・ベレッティーニはあきらめていない。タイトルを獲得したマラケシュでのカムバックの後、このイタリアの巨人は再び怪我に見舞われた。満足のいくレベルを求めて、4月の初めから公式戦には出場しておらず、モンテカルロでは大敗を喫していた(6-3, 6-1, 対ケチマノビッチ)。
しかし、クレーコートのシーズンが終わり、グラスコートのシーズンが始まった。そして芝コートは、まさに元世界6位が最大の成功を収めてきたサーフェスなのだ。そこで彼は、プライオリティ・ランキング(怪我から復帰した選手がファイナル・テーブルに直接出場できる資格)を発動させ、今週のシュツットガルトに乗り込んだ。
現在世界ランク95位の彼は、午後の初戦でロマン・サフィウリン(同43位、第8シード)という危険な相手と対戦した。最高のテニスをすることなく、サフィウリンは芝コートで効果的なストロングポイントを駆使し、7-6, 5-7, 7-5(2時間55分)で勝利した。サーブとフォアハンドは相変わらず好調で(エース27本、ファーストボール73%、ウィナー46本)、ベレッティーニは完璧にチャンスをつかんだ。
準々決勝では、マルティノーとシャポバロフの勝者と対戦する。
ひとつ確かなことは、この28歳がベストの状態に戻れば、グラスコート・シーズンのスパイスになるということだ。なんといっても、この3年間、彼は大きな脅威となってきた。2021年には、クィーンズでタイトルを獲得し、ウィンブルドンでは決勝に進出(ジョコビッチに6-7、6-4、6-4、6-3で敗れた)。2022年には、シュツットガルトとクィーンズで連覇を果たし、芝コートで行われた全試合に勝利した(ウィンブルドンはコバイド-19汚染のため棄権)。そして昨年は、全英グランドスラムでズベレフとデ・ミノアを退け、アルカラスに4セット(3-6, 6-3, 6-3, 6-3)で敗れるという見事な結果を残した。
ご期待ください!