「このような試合に勝つために必要なものはすべて揃っている」と、全米オープン準決勝敗退後も前向きなオジェ=アリアシム
フェリックス・オジェ=アリアシムは金曜日夜、自身2度目となるグランドスラム準決勝(全米オープンでは2021年のダニイル・メドベージェフ戦以来2度目)に臨んだ。
今回は世界ランク1位のヤニック・シナーと対戦。第2セットを奪取するも、世界ランク27位のカナダ人選手は4セット(6-1, 3-6, 6-3, 6-4)で敗北した。
25歳の選手は会見で敗戦を振り返りつつも、ニューヨークでの2週間でゼレフ、ルブレフ、デミナールを連破したという前向きな側面も強調した。
「シンシナティ大会よりはるかに良いプレーとサービスができた。シンシナティでの対戦前、私たちは3年ぶりの対戦だった。ある意味、不意を突かれた感じだった。最後の対戦以来、一緒に練習することもなかったからだ。
誰かのプレーを見るのと、実際にコートで対戦し、彼の打球の速さや方法を間近で体験するのとでは全く別物だ。それが自分のプレーに影響を与えた。
しかし今回は何が待ち受けているか分かっていた。ヤニック(シナー)は非常に良いスタートを切ったが、試合が進むにつれて自分のレベルを上げ、競えるようになると自信を持っていた。
今はまず、このトーナメントでの自分自身のプレーや、示せた多くの前向きな要素を噛みしめたい。もちろん、良いパフォーマンスが未来を築く基盤となり、そこから少しずつ成長していく。
この試合には拮抗した場面もあった。自分は競争力があると感じているが、彼のレベルに近づけるかどうかは未来が証明してくれる。多くの理由から満足している。
だが何より、自分のショットやプレー以上に、このような試合(最も厳しい試合でさえ)に勝つために必要な自信、マインドセット、確信がすべて備わっていると感じている。
準々決勝(デミナール戦)では、単純に言って今日よりもプレーの質が落ちた瞬間もあった。いつか再びグランドスラム準決勝に戻ってくるとずっと信じていた。
良いレベルを示せたし、このような試合を戦えることは自分にとって非常にやりがいがある。メンタル面を鍛えてきたが、今週はそれがうまく機能した」と、オジェ=アリアシムはプント・デ・ブレイクとのインタビューで敗戦直後に語った。
Sinner, Jannik
Auger-Aliassime, Felix