グランドスラム未勝利の最高選手は？元王者が回答

ノバク・ジョコビッチが24のグランドスラムタイトルでGOAT論争に決着をつけつつある現在、テニスファンの間で繰り返し沸き起こる別の議論がある——「四大大会未勝利の選手の中で最も偉大なのは誰か？」

近年では、3度も決勝で敗れたアレクサンダー・ズベレフの名がよく挙がる。しかしエフゲニー・カフェルニコフにとって答えは明白だ。ロシア人元王者はX（旧Twitter）への投稿でマルセロ・リオスの名を挙げた。

「グランドスラム未勝利の選手の中でマルセロ・リオス以上の選手は全宇宙に存在しない!! 議論終了!!」

この発言は注目を集め、ジョコビッチ・ナダル・フェデラーという三大巨頭の陰で脇に追いやられがちだったこの議論に再び火をつけた。

ではマルセロ・リオスとは何者なのか？チリ人選手はオープン化時代において「グランドスラム未勝利ながら世界ランキング1位を達成した唯一の選手」として歴史に名を刻んでいる。ファンにとっては無念のパラドックスであり、統計上の特異点として人々を魅了してやまない。