ドルゴポロフ、元選手で現在はウクライナの前線に立つ:「負けると怒っていたが、スポーツは重要ではない」
Le 04/03/2025 à 17h15
par Adrien Guyot

2006年から2018年までプロ選手として活躍したウクライナの元テニスプレーヤー、アレクサンドル・ドルゴポロフは、2012年に世界ランキング13位にまで上り詰めたが、現在は軍に所属し、2022年2月のロシア侵攻以来、ウクライナの前線で祖国を守っている。
同じくウクライナのために戦う同胞のセルヒー・スタホフスキー(2003年から2022年までプロとして活躍し、2013年ウィンブルドン2回戦でロジャー・フェデラーを破り世界ランキング31位にまで登り詰めた)と同様に、ドルゴポロフは最近、地元メディア「トリブナ」にインタビューを行い、紛争が始まってからの日常生活について語った。
「まだ若くて無邪気だったテニスプレーヤー時代の過去を夢見ることがあるが、それは私の新しい現実を変えるものではない。
夢から覚めて別の場所にいたいと思うわけでもなく、それがただの夢だったことに腹を立てるわけでもない。困難な時には立ち向かわなければならない。
実際、私は祖国を守ることができて嬉しい。今では、時には廃墟となった村の壊れた家で寝ることもある。トイレの代わりにゴキブリやネズミだらけの穴があるような場所だ。
そんな時、私は人生の小さなこと一つ一つに感謝する。ある時、通りでおばあちゃんがぶどうをくれた。神様、あれは本当に美味しかった。
テニスで負けると怒っていたものだ。もちろん、それは私の仕事だったし、私にとって重要だった。しかし、スポーツは重要ではない。結局のところ、それはただのゲームだ。
友人の足が目の前で吹き飛ばされるのを見ると、人生観が完全に変わる。そんな経験を誰にもしてほしくない」と彼は語った。