フアン・マヌエル・セルンドロがブセの進撃を止め、グシュタードで決勝進出

グシュタードではこの土曜日、準決勝が行われた。最初にコートに立った2人の選手は南米出身。決勝進出をかけて対戦したのはアルゼンチンのフアン・マヌエル・セルンドロと、今大会の注目株であるペルーのイグナシオ・ブセだった。

21世紀に入ってルイス・ホルナとフアン・パブロ・バリージャスに続き、自国選手としてATPツアー大会のベスト4進出を果たした世界ランク167位のブセは、今週初めからシュトルフ、ゴファン、ルードを破ってきた強敵に挑んだ。

予選を勝ち上がったブセは、今週の激闘がたたったのかもしれない。フランシスコ・セルンドロの弟である相手に対し、21歳の選手は決定機を十分に作れなかった。唯一のブレークチャンスを生かせず、サービスゲームでも十分な支配力を発揮できなかった。

結局、フアン・マヌエル・セルンドロが2セット（6-3、6-3、1時間22分）で勝利し、2021年にコルドバでアルベルト・ラモス＝ビニョラスを破って優勝して以来となるATPツアー2度目の決勝進出を決めた。

左利きのセルンドロはアーサー・カゾーまたはアレクサンダー・ブブリクと対戦し、キャリア2勝目を目指す。一方、ブセにとってスイスでのフェアリーテールはここで終わったが、今週の活躍は誇りにできるはずだ。

予選2回戦を突破後、ジェレ、マイフジャク、ブルチャガを破りATPツアーで初めて3連勝を達成。暫定ライブランキング133位と着実にステップアップを続けている。