ベネトー、マユに賛辞:「唯一の本当の後悔は、ニコとグランドスラムを勝てなかったこと」
                
              ビリー・ジーン・キングカップのフランス代表元キャプテン、ジュリアン・ベネトーは、先週パリ大会のダブルスで43歳でキャリア最後の試合を戦ったニコラ・マユに賛辞を捧げた。
マユはこの数日間でテニスに別れを告げた。パリ大会に参加し、ディミトロフとダブルスを戦ったフランス人は、コート2で最後の見事な戦いを見せたが、ブルガリア人選手とともに、ユーゴ・ニスとエドゥアール・ロジェ・バセラン組に接戦の末敗れた(6-4、5-7、10-4)。
RMCの番組「Les Grandes Gueules du Sport」で、ジュリアン・ベネトーは、特にキャリアの中で良い時間を共有した友人ニコラ・マユについて語った。
「感動的だったよ。だって25年のキャリアなんだから。彼はすでに全仏オープンで特別な瞬間を経験していた。僕たちは非常に移動の多いスポーツをしているんだ、プロキャリアが始まる前からね。
旅をして、ほとんど家にいない。僕はニコラ・マユとポワティエのフランスポールやINSEPで一緒に生活した。同じ部屋で過ごしたんだ。20、21歳の頃は、家族以上にお互いに一緒にいる時間が長かった。
彼の息子との関係も感動的だった。なぜなら、彼はあまりそこにいられなかったと言っていたから。今、ニコ(マユ)は実績の持ち主だ。まず、シングルスでも非常に優秀な選手で、トップ40入りし、ツアーでいくつかのタイトルを獲得している。
しかしダブルスでは、ピエール=ユーグ・エルベールとすべてのグランドスラムを制し、マスターズも勝った。僕にとって、彼らは史上最高のフランス人ダブルスペアだ。サントロ=ヨドラ組よりも強い。ムスケテールの中にはすべてを勝ち取ったチームもいるが、それは別の時代の話だ。
フォルゲ=ルコント組はデビスカップで11戦全勝の無敗記録を持つけど、ツアーではそれほど多く一緒にプレーしていない。僕のキャリアで唯一本当に後悔していること、それはニコとグランドスラムを勝てなかったことだ。それがあれば、特別な感動を味わえたはずだから。
何度か準決勝まで進んだけど、その後、キャリアの残りではあまり一緒にプレーしなかった。彼とグランドスラムのタイトルを取れていたら、違った感動だっただろう」とベネトーは語った。