マナリノ、キャリア7度目のトンプソン支配で全米オープン3回戦進出

アドリアン・マナリノはこの日、男子シングルスで3回戦に進出した他のフランス人選手(ボンジ、リンダーネッチ、ブランシェ)に続くことを望んでいた。ちなみにボンジとリンダーネッチはベスト16入りをかけて対戦することになる。
一方のアドリアン・マナリノは、メインツアーで11度目の対戦となるジョーダン・トンプソンと対峙。両者はここ数日前にシンシナティで対戦しており、その際はフランス人選手が2セットストレート(6-2, 6-2)で勝利していた。
今回はもう少し接戦となったが、オーストラリア人選手をよく知るマナリノは、自身がトンプソンにとって手強い相手であることを改めて証明した。ここ数週間でトップ100に返り咲いた37歳の選手は、4セット(6-4, 6-7, 6-3, 6-3、試合時間3時間31分)で勝利を収めた。
41本のウィナーと36の未練打を記録した左利き選手は堅実なプレーで、1回戦でタロン・グリックスポールに勝利した勢いを維持した。トンプソンとの11度目の対戦で7勝目を挙げた彼は、試合後すぐに勝利の感想を語った。
「今回は本当に手の届く試合に思えましたが、第2セット終盤で感情に流されてしまいました。完全に試合をコントロールできている感覚があったのに、愚かにも緊張してしまったのです。
集中し続ける代わりに、考えすぎて色々なことが頭を巡ってしまいました。フラストレーションからセットを落としてしまったのは残念です。彼はかなり頻繁に私を苦しめてくる選手です。
シンシナティでは本当に集中できていたのですが、今回は浮き沈みがありました。でも最も重要なのは勝利できたことです。第3、第4セットの重要な局面で冷静さを保つことができました。結果には満足しています」と彼は『レキップ』紙に語った。
ベスト16入りをかけて、マナリノはベン・シェルトンと対戦する。2023年大会の準決勝進出者は2回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタ(6-4, 6-2, 6-4)を破ってきた。対戦成績はフランス人選手が2勝1敗でリードしているが、最新の対戦となる7月末のトロント・マスターズ10002回戦では、世界ランク6位のシェルトンが勝利(6-2, 6-3)を収めている。