マユのキャリアに幕：フランス人選手、ディミトロフと組んだパリでのダブルスで敗退

ニコラ・マユの素晴らしいキャリアが、2025年10月28日火曜日、ラ・デファンス・アレナにて正式に終わりを告げた。

本人がここ数ヶ月、全仏オープンの数日前に公表していたように、ニコラ・マユはキャリア最後のシーズンに臨んでいた。43歳のフランス人選手は、ダブルスのツアーでまだ活躍を続けていた。グリゴール・ディミトロフとペアを組んでパリの本戦に出場したアンジェ出身の選手は、ユゴ・ニスとエドゥアール・ロジェ・バセランからなるペアとの対戦で、最後の見事な闘いを繰り広げた。

コート2において、マユとディミトロフはスーパータイブレークの末に敗北（6-4, 5-7, 10-4）し、このトーナメントではこれ以上進むことはなかった。ニコラ・マユは2000年にキャリアをスタートさせ、優秀なシングルスプレイヤーとして、4つのタイトルを獲得し、2014年には世界ランク37位を記録した。

しかし、何と言っても数多くのダブルスタイトル（37）によって、このフランス人選手は驚くべき戦績を築き上げ、ピエール・ユーグ・エルベールとともに5つのグランドスラムタイトル（2019年全豪オープン、2018年と2021年の全仏オープン、2016年ウィンブルドン、2015年全米オープン）を制した。

ダブルスで元世界ランキング1位であった彼は、また、2019年と2021年にエルベールとともにATPファイナルズを2度制し、さらに2017年にはデビスカップを優勝している。マユはまた、2010年ウィンブルドン1回戦でのジョン・イスナーとのシングルスにおける並外れた対決でも記憶に残るだろう。

対戦相手同士ではあったが、二人はともにテニス史上最長の試合（3日間にわたる11時間5分）を戦い、歴史を刻んだ。最終的にはアメリカ人選手が、唯一無二の試合（第5セット、最終セットで70ゲーム対68）の末に勝利を収めたのであった。