ルードがマドリードでドレイパーを下し、キャリア初のマスターズ1000優勝を飾る!
Le 04/05/2025 à 19h22
par Jules Hypolite

2022年のマイアミと2024年のモンテカルロで2度の決勝敗退を喫していたキャスパー・ルードが、この日ついにマスターズ1000初制覇を達成した。ノルウェー人選手はジャック・ドレイパーとの激闘(7-5, 3-6, 6-4)を制し、マドリード大会の優勝者に輝いた。
決勝進出まで1セットも失わなかった両選手は、この日初の対戦となった。ドレイパーが勢いよく試合をスタートさせ、ブレークを奪って5-4のリードでセットを狙う展開に(30-15)。しかしダブルフォルトと勢いの鈍りが災いし、ルードが続く3ゲームを奪い逆転で7-5の先取に成功した。
第2セットはイギリス人選手のペースに。ドレイパーは精度を上げ(ウィナー12本、直接ミス1回のみ)、3-2でリードされた後4ゲーム連取し、最終セットへの駒を進めた。
しかし第3セットでは2-2の局面で自らのサービスゲームを失い先に崩れる形に。体力面で優位に立ったルードはこのブレークを守り切り、ついにマスターズ1000初優勝を手中に収めた。
これまでATP500(1勝)とATP250(11勝)クラスでのタイトルしか持たなかったルードにとって、今回がキャリア最高の栄誉となる。全仏オープン2度の準優勝者は、明日発表されるランキングで7位に躍進しトップ10復帰を果たす。
一方ドレイパーは世界ランク5位で初のトップ5入りを果たし、今大会で見せたクレーコートでの好プレーが今後の活躍を期待させる内容だった。