ローマでズベレフを破り、ムセッティがマスターズ1000で3大会連続の準決勝進出
Le 14/05/2025 à 21h42
par Jules Hypolite

モンテカルロとマドリードに続き、ロレンツォ・ムセッティはキャリア3度目となるマスターズ1000の準決勝に進出した。アレクサンダー・ズベレフとの対戦では、イタリア人選手が強さを見せつけ、7-6、6-4のストレートで勝利を収めた。
4月初旬のモンテカルロでサプライズの準優勝を果たしたムセッティは、その後トップ10入りを果たし、しばらくその地位を維持できそうな勢いだ。ローマ大会開始以来、圧倒的な強さを見せ(失セットなし)、世界ランク9位のムセッティはこの日、大会優勝経験者のズベレフと対戦した。
第1セットは非常に接戦となり、ズベレフがブレークを奪ってリードするも、セット終盤でそのアドバンテージを失った。全仏オープンで3番シードとなる予定のドイツ人選手は、5-6の場面でサービスゲームを40-0とリードしながらも、セットボールを4度逃がし、タイブレークに突入。この展開に動揺したズベレフは完全に崩れ、タイブレークを1-7で落とした。
第2セットも均衡が続いたが、観客の声援を受けたムセッティは4-4の場面で今大会2度目のブレークを成功させた。特に、ライン際に決めた見事なバックハンドのウィナーがブレークポイントをもたらした。その後、ムセッティは揺るぐことなく試合を締め、大会準決勝進出を決めた。
次戦ではカルロス・アルカラスと対戦し、モンテカルロ決勝の再現となる。一方のズベレフは、来週月曜日に800ポイントを失い、世界ランク2位の座をアルカラスに明け渡すことになる。