北京での珍しい瞬間：敗者復活のリンダーネッハ、予選で対戦したゴファンと再戦へ

予選敗退後、アルテュール・リンダーネッハにデビッド・ゴファンとの再戦の機会が訪れた。

アルテュール・リンダーネッハは北京ATP500ツアーの本戦出場を目指していた。ニシェシュ・バサバレディー戦を制したフランス人選手は、予選最終戦でデビッド・ゴファン（6-3, 6-2）に敗退していた。

依然として手強いベルギー人選手ゴファンは、本来ならば第1ラウンドでトマス・マルティン・エチェベリーと対戦する予定だった。しかし杭州大会でコランタン・ムーテに準々決勝で敗れたアルゼンチン選手が、時間内に回復できなかった。

これによりエチェベリーが棄権したため、ラッキールーザー（敗者復活選手）の枠が発生。その権利はリンダーネッハに巡ってきた。こうしてフランス人選手は復活出場を決め、予選で自分を破ったゴファンと再び対戦。キャリア初の勝利を目指すことになった。

両者はメインツアーで4度目の対戦となる。現在世界ランク54位のリンダーネッハは、2017年ATPファイナルズ準優勝者のゴファンから、これまで一度もセットを奪えていない。