「彼らはまだ最大限の能力に達していないと思う」——リュビチッチが語るシナーとアルカラスのライバル関係
Le 15/07/2025 à 15h02
par Adrien Guyot

イワン・リュビチッチは今も熱心なテニス観察者だ。元プロ選手で世界ランク3位まで登り詰めたこのクロアチア人は、現在フランステニス連盟でハイパフォーマンスディレクターを務めている。
ウィンブルドン決勝後、46歳のリュビチッチはスイスメディア『Tages-Anzeiger』のインタビューに応じ、今後何年もテニス界を支配すると見られているヤニック・シナーとカルロス・アルカラスのライバル関係について語った。
「アルカラスとシナーはグランドスラムで多くのタイトルを獲りたいという強い意志を持っている。彼らがどこまで到達するか、見ていて非常に興味深い。全仏オープンでの二人の決勝は非常に素晴らしい試合だった。特に第4セットでアルカラスがマッチポイントを救った展開は完璧なドラマだった」
「ただし、これを史上最高の決勝の一つと見なせるか? 私はわからないが、人々は常に大げさに評価しがちだ。ジョン・マッケンローは『全仏14勝のナダルでさえ、全力のこの二人には勝てなかっただろう』と言ったが、それはばかげている」
「特に、私たちはまだアルカラスとシナーの最高の姿を見ていない。彼らにはまだ大きく成長する時間が残されている。次の世代は常に前の世代より優れているが、彼らはまだ能力の頂点に達していないと思う」
「私は時々2005年、2008年、2012年、2015年のロジャー(フェデラー)とラファ(ナダル)の試合を見返すことがある。あれは信じられないほどのテニスだった」と、2010年インディアンウェルズ・マスターズ優勝者は語った。