「感情がすべてを語った」、シンシナティでフリッツに勝利したアトマン、歓喜に包まれる

テレンス・アトマンはシンシナティで勢いが止まらない。予選を勝ち上がったフランス人選手は、西岡・コボリ・フォンセカ・フリッツを破り、自身初のマスターズ1000シリーズ準々決勝進出を決めた。

世界ランク4位のアメリカ選手は、3セット（3-6, 7-5, 6-3）の激闘を制したフランス人選手の戦略に対抗する術を見出せなかった。23歳のアトマンはプレステージある勝利に歓喜し、試合を振り返った。

「マッチポイントのボール、ラケットのフレームに当たって飛んでいくのを見た時、アウトになると思ってタイブレークの覚悟をしました。でもコートに収まった。その後テイラー・フリッツがボールを追いかけているのを見て、彼が触れないことに気づいた。信じられない気持ちでした」

「その後はただ感情が溢れ出ました。ここ数ヶ月本当に苦しい時期が続いていたので、最後には喜びの涙がこぼれました。それにトップ100入りも確定して...すべてがポジティブな方向に向かっています」

「でもこれがゴールじゃない。準々決勝でもこの調子を維持して、もしかしたら準決勝進出も夢じゃない」と語り、次の対戦相手である世界9位ホルガー・ルネとの試合に言及した。

「興味深い試合になるでしょう。彼はあまり試合をしていないけど、私は今週7試合目です。でも体調は良いし、メンタルはさらに強い」

「とても興奮しているし、幸せです。予選1回戦からのすべての試合同様、難しい戦いになるでしょう。センターコートでの大一番、楽しみです」とアトマンはL'Équipeの取材で締めくくった。