「正直、少し疲れています」とカナダ・マスターズ1000トロント大会決勝敗退後のカレン・ハチャノフ

カレン・ハチャノフはキャリア2度目のマスターズ1000優勝目前だった。8年前のパリ・ベルシー大会優勝から時を経て、世界ランク16位のロシア人選手はトロント大会決勝でベン・シェルトンに接戦の末敗北（6-7, 6-4, 7-6）。

ルード、ミケルセン、そして準決勝でのズベレフらを破った29歳の選手は、授賞式でカナダ大会を締めくくるスピーチを行った。

「まずベン（シェルトン）とそのチームを祝福したい。3年前にシンシナティであなたの父親と話したことを覚えています。当時あなたは大学テニス選手でワイルドカードを獲得したばかりでした」

「あなたは既に多くの成功を収め、トップ10入りを果たし、今回初のマスターズ1000優勝を手にしました。あなたはツアーで最も素晴らしい選手の一人です。今後の活躍を願っています」

「私にとって決勝敗退は当然ながら辛い結果です。過去2日間で6時間もの試合を戦いました。正直言って少し疲れています。昨日は第3セット7-6で勝利し、今日は敗れました」

「しかしこの好成績を支えてくれたチームに感謝します。ここには多くのサポートメンバーが来てくれ、自宅で夜を徹して試合を見守ってくれた妻と2人の息子を含む家族がいます」

「彼らはカナダまで同行できませんでしたが、私たちは勝つ時も負ける時も常に一緒です」とハチャノフはThe Tennis Letterへのコメントで語った。