「目標はいつかシナーとアルカラスに勝つこと」とアトマーヌが明かす

成功を収めたシーズンを終え、テレンス・アトマーヌは今後数ヶ月のうちに世界のトッププレイヤーたちを打ち負かすことを望んでいる。
アトマーヌは急成長中だ。現在世界ランク61位のフランス人選手は、今シーズンシンシナティ大会でマスターズ1000初のベスト4進出を果たし、ヤニック・シナーと2度対戦した。
両試合で敗れはしたものの、このほど北京大会では世界ランク2位の選手からセットを奪うことに成功している。さらに、23歳のこの選手は大きな野望を抱き、今後世界のトッププレイヤーたちと肩を並べることを目指している。
「アジアツアー開始前にドバイでトレーニングしていた時、毎日どうすればシナーに近づけるかばかり考えていました。北京での試合は、彼からセットを奪えることを示してくれましたが、同時に3セットマッチで勝つ準備はまだ整っていないことも明らかになりました。前回より良い結果だったことは、自分の方向性が正しいという証拠でした。
誰にも不可欠な存在ではないことを心に留めておくことが重要です。ただし、彼を倒すにはまだ多くの課題があります。高い目標を掲げることが不可欠です。私はトップ50や40、30入りを目指すのではなく、日々より優れた選手かつ人間になることに集中しています。
シンシナティではホルガー(ルーン)とテイラー(フリッツ)を破りました。彼らが自分より優れていることは承知していますが、勝つことは可能です。ヤニック(シナー)も自分より優れていますが、現時点では勝利できていません。だからこそ、再戦への意欲が高まっていたのです。
大きな舞台でセットを奪い、自分の存在を証明したいと思っていました。ヤニックやカルロス(アルカラス)のような選手たちにいつか勝利できる日を目指し、これからも最善を尽くし続けます。これが私の主要な目標です」とアトマーヌはテニスワールドイタリアに語った。