驚異のコランタン・ムーテ：逆転の試合でフランスが決勝トーナメントへ飛翔

デビスカップ初出場となったフランス代表としてプリズミッチとの見事な死闘（6-4, 5-7, 6-1）を制したムーテは、その勢いのまま2014年全米オープン優勝者マリン・チリッチとの高レベルな対戦にも勝利を収めた。

相手のファーストサーブ成功率が高かったにもかかわらず、この若きフランス選手は驚異的な効率性（ブレークポイント8本中6本獲得）を発揮し、自国に決勝進出の切符をもたらした。メンタルの強さを発揮し、オシエク（クロアチア）の会場に集まった3,500人の観客の前で（7-5, 6-4）の勝利を揺るぎないものとした。

この活躍により、フランス代表は11月18日から23日までボローニャで行われる「ファイナル8」進出を決定。フランスチームがこのステージに進むのは2019年以来となる。

ポール＝アンリ・マチューキャプテンとジル・モレトンフランステニス連盟会長の見守る中、意志の強さで知られる左利き選手は自らを超越し、クロアチアの夢を打ち砕いた。