ベンシッチ、東京でノスコバを下しキャリア10勝目を挙げる
ベリンダ・ベンシッチが、WTA500東京大会の決勝でリンダ・ノスコバを破り優勝を果たした。
今週日曜日、最後まで勝ち残った2選手が週末の日本首都で優勝をかけて対戦した。世界ランク13位のベンシッチは、WTAランク17位のノスコバとトップ20同士の対決を展開した。
両者が対戦するのは今回が初めてであり、予想の難しい試合にさらに興味を添えるものとなった。チェコ代表のノスコバはここ数日コートで多くの時間を費やしておらず、準々決勝ではカリンスカヤが第2セット開始時に棄権し、準決勝ではリバキナが試合前に棄権していた。
しかし、この試合を支配したのは明らかにベンシッチだった。サービスで好調(エース6本、ダブルフォルト0)だったスイス代表は、この部門で苦しむ対戦相手(ダブルフォルト6)につけ込み、第1セットのリターンゲーム5回中4回でノスコバのサービスを破った。
この展開はチェコ代表の勢いを削ぎ、彼女は決め手を見出せなかった。第2セットはサービスゲームで両選手がやや堅実さを増し接戦となったものの、最終的にはベンシッチが4-3で決定的なブレークを奪い、その流れで自身のサービスゲームを確認して最後の笑いを手にした。
2021年東京オリンピック金メダリストは精神的に強く、第2セットで迎えた7つのブレークポイントを全て救い、最後のウィニングフォアハンド(6-2, 6-3、1時間21分)の後、喜びを爆発させることができた。
ベンシッチはキャリア10勝目、シーズン初頭にアブダビでタイトルを獲得して以来今シーズン2勝目を挙げた。この勝利により、彼女は同じ大会でラドワンスカに敗れて準優勝だった10年ぶりに世界ランク11位に躍進する。
一方ノスコバは、これで決勝進出6回中5回の敗戦を喫したことになる。今年プラハと北京で決勝敗退を経験した20歳の選手は、2024年モンテレーWTA500でトロフィーを掲げて以来となる2勝目をまた待たなければならない。
Bencic, Belinda
Noskova, Linda
東京