----

ATP500ワシントン大会:デミナールがムートを圧倒、ダビドビッチ・フォキーナがシェルトンを下す
女子の準決勝に続き、男子の準決勝がワシントンで行われた。ラッキールーザーのコランタン・ムートは前ラウンドでダニール・メドベージェフを破り、今季2度目の決勝進出をATP500大会で目指したが、アレックス・デミナールとの対戦は困難が予想された。
リターンに強さを見せたオーストラリア勢のデミナールは、この試合で5度のブレイクを決めた。最後の2サービングゲームでブレイクを許したものの、世界ランク13位のデミナールは既に主導権を握っており、第2セットを4-0とリードして勝利を確定させた。
今季初めにロッテルダムで準優勝したデミナールは、ATPツアー通算10勝目(昨年オランダ・ボスでの芝生大会以来のタイトル)を懸けて決勝に臨む。一方、ムートは大会終了後に自身初のトップ50入りを果たすことで慰めとなるだろう。
もう1つの準決勝では、アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキーナとベン・シェルトンが決勝進出を争った。前戦でテイラー・フリッツを午前2時までかけて下したスペイン勢は、まだ十分な体力を残しており、大会に残った最後のアメリカ選手を苦しめた。世界26位のダビドビッチ・フォキーナは、シェルトンとの3度目の対戦で3連勝(6-2, 7-5)を収めた。
ダビドビッチ・フォキーナは今季3度目(通算4度目)のATPツアー決勝に進出。デルレイビーチとアカプルコで敗れた彼は、今週日曜日にデミナールと対戦し、キャリア初タイトル獲得を目指す。
過去の直接対戦ではダビドビッチ・フォキーナが3勝2敗とリードしているが、ハードコートでの2度の対戦はデミナールが制しており、直近では2023年トロント・マスターズ1000の準決勝で勝利している。