そしてベルギーは準決勝進出に一歩近づいた
コランタン・ムテとラファエル・コリニョンは、フランス対ベルギーの準々決勝第1試合として、ボローニャで開催されるデビスカップ・ファイナル8の開幕を飾る名誉に浴した。この試合は期待通りの展開を見せた。
フランスには野心がある。ブラジルとクロアチアに勝利してデビスカップ決勝ラウンドに進出したポール=アンリ・マチューのチームは、この火曜日に行われたベルギーとの準々決勝で優位に立つと見られていた。
ムテとコリニョンは16時開始の第1シングルスに出場するよう選ばれていた。これは両者がメイン・ツアーで初めて対戦する試合である。
第1セットは、ほぼ一方的な展開だった。おそらく大会の緊張から、コリニョンはスタートが振るわず、ダブルフォルトを犯し、対戦相手を完璧に調子に乗せてしまった。
一方のフランス勢はダブルブレークでスタートし、当然の流れで40分で第1セットを奪取した。しかし、第2セットの開始がその後の展開の基調を定めた。ベルギー勢は初めにムテのサービスゲームを破り、その後ムテがすぐに追いついたものの、真の戦いは第2セットで始まったのである。
世界ランク86位のコリニョンは、自分のサービスゲームでずっと堅実になり、リードを保ち、5-5の時に致命的になりかねなかったブレークポイントを1つさえも防いだ。しかし、その次のゲームで、23歳のベルギー選手は、ムテが集中力を切らした瞬間を利用した。ムテは15-15の時、コートが空いているにもかかわらずトウィーナーを決めようとするなど非常にまずいプレーをし、結局それを失敗した。こうして第3セットの末に、両者の勝敗が決まったのである。
決定的なセットの最初の見せ場の一つは、コリニョンが2-1とリードしている時に訪れた。ムテはサービスゲームを守るのに苦労し、3つのブレークポイントを凌いで同点に追いついた。両者ともサービスゲームで堅実にプレーし、最後のゲームまでサスペンスを保った。
26歳のフランス選手は、4-3でベルギー選手にブレークチャンスをまたも与えたが、再びそれを凌ぎ、再び対戦相手に追いついた。コリニョンはこの試合で調子を上げ、第3セットでは自分のサービスゲームを全く危険にさらさず、4回の愛ゲーム(相手をゼロに封じて取るゲーム)を記録した。
結局、サスペンスの末、勝利を収めたのはベルギー勢だった。ムテが決定的なゲームを奪う立場にあったまさにその時、最悪のタイミングで崩れ、対戦相手の最初のマッチポイントでダブルフォルトを犯したのである。
最終的に、コリニョンが3セット(2-6, 7-5, 7-5、試合時間2時間32分)で勝利し、ベルギーを準決勝進出に一歩近づけた。ベルギーは、第2シングルスでジズー・ベルグスがアーサー・リンデルクネッヒに勝利すれば、正式に準決勝進出を決める。
Moutet, Corentin
Collignon, Raphael