「テニスから離れて気分転換するためにポルトガルへ行きました」ドレイパー、左腕負傷後の近況を語る
全米オープン以降ツアーを離れていたジャック・ドレイパーは、12月のUTSロンドンで復帰し、2026年シーズンを1月のユナイテッドカップとアデレード大会でスタートさせる予定だ。
ドレイパーがまもなく競技復帰を果たす。シーズン中に左腕を負傷した英国人選手(現在世界ランク10位)は、全仏オープン以降わずか3大会のみに出場。ウィンブルドンでは2回戦でマリン・チリッチに敗れた後、左利き選手は全米オープン2回戦のジズー・ベルグス戦を前に負傷により棄退を表明した。
それ以来ドレイパーは一切試合に出ておらず、9月でATPツアーのシーズンを早期終了させていた。来月UTSロンドンで復帰する予定のインディアンウェルズ・マスターズ1000優勝者は、インタビューで近況を明かした。
「この負傷は特に他のすべての分野でこれほど懸命に努力してきた後では、受け入れるのが非常に困難でした。この故障は自分ではどうにもならないものだと感じていました。症状を感じ始めたのは今年のマドリード大会でした。
痛みを抱えながらもウィンブルドンまでプレーを続け、そこで受けたMRI検査で上腕骨の骨挫傷が判明しました。全米オープンに出場するためにトレーニングを続けようとしましたが、2回戦前に棄退し、しばらく休息を取らざるを得ませんでした。
スポーツには浮き沈みがあります。私は信じられないほどの好調期にあり、テニスとフィジカルの両方が絶えず向上していました。逆境は常に私を強くするので、停滞せず前進するよう心がけています。この機会を将来に向けた準備に充てました。
キャリアの最良の年はまだこれからだと思っています。私は23歳です。テニスはとても忙しいので、10年ぶりに初めての休暇を取れたことは素晴らしいことでした。リラックスしてテニスから距離を置くためにポルトガルへ行きつつ、体調は良好な状態を維持しました」とドレイパーはテニスメジャーズ誌に語った。