4時間近くの激闘と2つのマッチポイントを凌いだ末に決着：ムテが杭州でカゾーに勝利

杭州でのATP 250トーナメントの16強戦で、コランタン・ムテとアルチュール・カゾーによる100%フランス人対決は、最後のポイントまで緊張感あふれる見ごたえのある戦いとなりました。

中国、杭州のトーナメントでムテとカゾーが16強戦で対戦したため、フランス・テニス界は、バレンタイン・ロワイエとアンドレイ・ルブレフの試合の結果を待たずして、準々決勝に少なくとも1人のフランス人選手が進出することが確約されていました。

互角の試合で、ランキングが低いカゾー（世界ランキング84位）が好調なスタートを切りました。第1セットは接戦で、カゾーがセットを決めようとした際にムテがブレークバックし、最終的に7ポイント対1でカゾーが勝利したタイブレークに持ち込みました。

しかし、世界ランキング39位のムテは粘り強く、相手のサービスゲームを絶妙なタイミングで崩し、4-3とリードを許したものの、次のゲームでセットオールに持ち込みました。第3セットも波乱に満ちていました。

第2セット終了時の勢いに乗ったムテが最初にブレークしましたが、最後までそのアドバンテージを維持することができませんでした。5-4でムテのサーブ時に2つのマッチポイントを逃したカゾーは、相手に追いつかれてしまいました。結局、新たなタイブレークで試合の勝者が決定されました。

この密接した戦いを制したのは第4シードのムテ（6-7, 6-3, 7-6、試合時間3時間47分）でした。26歳の彼は、同胞との対戦で2戦2勝し、準々決勝でトマス・マルティン・エチェベリと対戦することになりました。

今回の対戦はリオとモンテカルロでのクレーコートに続く年内3度目の対決であり、フランス人選手はアルゼンチン人選手に初勝利を目指します。