WTA 1000モントリオール大会:スワテクとスビトリナが圧勝、アニシモワがラドゥカヌを制す

現地時間金曜日の昼間、カナダ大会2連覇を狙うジェシカ・ペグラがアナスタシア・セバストワに敗れる番狂わせが起きた。これが当日最大のサプライズとなったが、夜のセッションでは本大会の優勝候補たちが堅実なプレーを見せた。
第2シードのイガ・スワテクはコート上で時間を浪費しなかった。エバ・リスと対戦したポーランドのスターは試合初めから主導権を握り、1時間12分でストレート勝ち(6-2, 6-2)を収め8強入りを決めた。準々決勝進出をかけてクララ・タウソンと対戦する。
一方、当日最後の試合に出場したエリナ・スビトリナはアンナ・カリンスカヤ相手に1時間もかけずに勝利。ウクライナ人選手は54分間の試合で8エース・4ブレークを奪う一方で、ロシア人選手にわずか2ゲームしか許さず(6-1, 6-1)圧勝した。
これでスビトリナはカリンスカヤとの対戦を3戦全勝とし、世界ランク13位の選手は次戦でアマンダ・アニシモワと対戦、カナダ大会でのベスト8入りを目指す。
ウィンブルドン準優勝者のアニシモワはこの夜の注目カードでエマ・ラドゥカヌを下した。2025年に3度目の対戦となったこの組み合わせで、アメリカ人選手が初勝利を収めた。
今季早々にドーハで自身初のWTA1000タイトルを獲得したアニシモワは1時間3分の試合(6-2, 6-1)で8強入りを決め、スビトリナとの直接対戦成績1勝3敗の劣勢を覆すべく挑む。両者の最後の対戦は2021年9月までさかのぼる。
また、下位ブロックの8強戦ではマディソン・キーズ対カロリナ・ムホバの対戦が決定した。今年全豪オープン王者のキーズはキャサリン・マクナリーを逆転勝ち(2-6, 6-3, 6-3)で下し、一方数週間左手首の不調に悩まされていたチェコのムホバはこの大会で調子を回復。
世界14位のムホバはベリンダ・ベンチッチ戦で苦戦したが、最終的には3セット(6-7, 6-2, 6-3)の末に勝利を収め、ケベックでの4回戦進出を果たした。