WTA 1000武漢大会：ペグラが準々決勝進出第一号に

ジェシカ・ペグラは重要な局面で力を発揮し、エカテリーナ・アレクサンドロワを制しました。
WTA 1000武漢大会初日のメインカードで、ジェシカ・ペグラとエカテリーナ・アレクサンドロワが準々決勝進出を懸けて対戦しました。

両選手は互いをよく知る間柄で、メインツアーではこれまで5度対戦経験があります。この試合前の対戦成績はロシア人選手が3勝2敗でリード。シーズン好調を維持しキャリア最高ランキング（現在11位）を更新しているアレクサンドロワは、WTA6位のアメリカ人選手にとって手強い相手となるはずでした。

特にペグラは連戦をこなしている最中でした。WTA 1000北京大会で準決勝進出を果たした後、前ラウンドではヘイリー・バプティストに苦戦（6-4, 4-6, 7-6で2時間55分）しています。しかし31歳の選手は自信に満ち、試合序盤の不振から見事に巻き返しました。

第1セット開始8分で0-3とリードを許す不利な状況から、ペグラは驚異的な逆転劇を演出。アレクサンドロワが5-2とリードしていた場面で、ペグラは5ゲーム連続奪取して試合の主導権を握りました。メンタルの強さを見せたアレクサンドロワは第2セット終盤にブレイクを決め、セットカウントを1-1に戻します。

決勝セットではアレクサンドロワがペグラのサービスゲームをブレイクして2-1とリードする場面もありましたが、最終的にはアメリカ人選手が差をつけて勝利（7-5, 3-6, 6-3で2時間6分）を収めました。

ペグラは準々決勝進出を決め、イバ・ヨビッチ対カテリナ・シニアコバの勝者と対戦します。この試合は中国・武漢市で早朝から開始予定でしたが、雨の影響で順延となりました。