「サービスを少しコントロールして、痛みを悪化させないようにしなければならなかった」と、全米オープン1回戦勝利後のドレイパーが語る

左腕を痛めているジャック・ドレイパーは、リズム不足ながらもプレッシャーを感じながら全米オープンに臨んでいる。昨年ニューヨークでベスト4に入った世界5位の英国人は、トロントとシンシナティのマスターズ1000に出場せず、アメリカのグランドスラムで復帰を果たした。
今年のフラッシングメドウズでの初戦では、フェデリコ・アグスティン・ゴメスを4セット(6-4、7-5、6-7、6-2)で下した。次のラウンドでジズー・ベルグスと対戦する前に、ドレイパーは約2ヶ月ぶりの試合後の感覚について振り返った。
「しばらく公式戦から離れていたので、自分としては最高のパフォーマンスではなかった。木曜日にもう一度チャンスを与えたい。まだここにいられることをとても誇りに思う。
痛みを悪化させないように、サービスを少しコントロールしなければならなかった。同時に、精度が時々少し向上したように感じる。少しペースを落とすことに慣れた。脚にテニスを感じる必要があった。
3時間の試合を戦う必要があった。第3セットを落とした時は、調子が最高ではなかったので、むしろ少し嬉しかった。そして第4セットの終盤にかけて、調子が上がり始めたのを感じた。
脚にテニスを感じられるのは気持ちが良く、もちろんグランドスラムのトーナメントでは、調子を上げる時間がより多く取れる。順調だと思える日もあれば、壁にぶつかる日もある。
腕の怪我を悪化させることはなく、競技できる状態であると確信している。後退することはないので、非常に前向きだ。改善を続け、100%に戻っていると感じる。ただ、常に最大限を出さなければならないわけではない。
回復が進むにつれて、より多くのトーナメントに出場することを妨げるものは何もない。もちろん、一日一日を大切にし、様子を見ながら進めるが、同時に年末までフルスケジュールでプレーするつもりだ」と、ドレイパーはテニスワールドイタリアに語った。