タビロ、マッチポイント2つを救いムセッティを破り成都大会優勝

アレハンドロ・タビロは絶体絶命のピンチから逆転勝利を収めた。予選勝者として挑んだ成都大会では、ロレンツォ・ムセッティとの決勝戦が今週7試合目となった。

ブレークを許す場面もあったが、チリ人選手は最初のセットを6-4で奪取。しかし第2セットでは最初のサービスゲームでブレークを許し、流れを失う。第8ゲームで再びブレークを許し、このセットを2-6で落とした。

最終セットは両者緊迫した攻防が続いた。6-5でマッチを維持するためのサービスゲームにおいて、タビロは2つのマッチポイントを凌ぎ、タイブレークに持ち込んだ。

タイブレークでは4-1とムセッティにリードされる苦しい状況に追い込まれたが、流れを逆転。イタリア人のサービスゲームで自身初のマッチポイントを決勝点に変えた。

こうしてタビロは成都大会優勝を果たし、怪我に苦しんだシーズンを経てトップ100復帰を決めた。

一方のムセッティはベンチで涙を浮かべ、5大会連続となる決勝戦敗退を喫した。