「機会が訪れた時にそれを掴むことが、自信を与えてくれる」とアンベールがオペルカ戦勝利を満喫

ユーゴ・アンベールはバーゼル大会準々決勝でライリー・オペルカを破る好パフォーマンスを発揮した。

セバスチャン・コルダ、テイラー・フリッツに続き、アンベールはATP500バーゼル大会で3人目のアメリカ人選手を撃破した。今回はライリー・オペルカが、フランス人選手のインドアでの堅実さの犠牲となった。

タイブレークまでもつれた第1セット（アンベールが7-0で圧勝）の後、世界ランク24位のアンベールは試合最終ゲームでブレイクを決め、2セットストレート（7-6, 6-4、試合時間1時間22分）で勝利した。

この勝利により、彼は来週初めに開催されるパリ・マスターズ1000でも対戦するアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナとの準決勝進出を決めた。先週ストックホルム大会で準優勝した彼は、世界ランク62位のオペルカとの勝利にこうコメントした。

「彼と練習したこともなければ、リターンを打ったこともなかった。あんなにサーブの上手い選手と対戦するのは本当にフラストレーションがたまる…ボールにすら触れないゲームが何度もある。リズムが作れず、彼のサービスゲームでは体を温め直さなければならない。正直、ブレイクしようとも思わなかった。彼のサービスゲームで4ポイント取るなんて、ほぼ不可能だ！

だから自分に言い聞かせたんだ。『タイブレークまで持ち込んで、そこでどうなるか見よう』と。第1セットのタイブレークでは、少し予測を立ててみて、毎回正しいサイドを選ぶことができた。彼がミスした最初のボレーが彼の調子を狂わせた。4-0でミニブレークを2回も取ると、気持ちが楽になる。試合終盤の5-4では、もう一度サイドを賭けてみた。ラインぎりぎりの幸運なリターンが続いて、もう1本もラインに落ちた。

不運じゃなかったね。この試合では冷静さを保てた。あまりボールを打っていない気がする。それがむしろ良かったのかも。そして機会が訪れた時にそれを掴むことが、自信を与えてくれる」とアンベールはリベロ紙の取材に対し、準決勝進出を受けてこう語った。