ディミトロフの鮮烈な復帰：ブルガリアの選手がパリでムペツィ・ペリカールを圧倒

絶好調のブルガリア人選手は、緊迫した第1セットを制するとムペツィ・ペリカールを一蹴し、数週間の休養明けに見事な復調ぶりを証明した。

グリゴール・ディミトロフにとって理想的な競技復帰となった。ウィンブルドンでのヤニック・シナー戦（4回戦）での棄権以来の出場となったブルガリア人選手は、ロレックス・パリ・マスターズ初戦でジョバンニ・ムペツィ・ペリカールを7-6, 6-1で下した。

第1セットは、大きな驚きなくタイブレークへ。その決着劇でディミトロフが差をつけ、試合開始から1時間少しで主導権を握った。

第2セットでは、34歳の選手がムペツィ・ペリカールのサービスを二度奪い迅速に試合を決め、最後は無失点のブレークで勝利を締めくくった。

これでディミトロフは本大会通算25勝目を挙げ、トマーシュ・ベルディハ（27勝）、ボリス・ベッカー（29勝）、ノバク・ジョコビッチ（50勝）に次ぐパリ大会歴代4位の勝利数を記録する選手となった。

次ラウンドではダニイル・メドベージェフ対ハウメ・ムナール戦の勝者と対戦し、一段階高いレベルが要求される見込みだ。