「時としてテニスは完全に狂っている」グラノジェルスとセバジョス、全米オープンダブルス優勝に反応

マルセル・グラノジェルスとオラシオ・セバジョスは9日(現地時間)、男子ダブルス決勝で英国ペアのジョー・ソールズベリー/ニール・スクプスキ組を3-6, 7-6, 7-5の逆転で下し、優勝を果たした。
全仏オープン決勝(同ペアが優勝)の再現となったこの試合で、グラノジェルスとセバジョスは敗戦目前で3つのマッチポイントを救い、アーサー・アッシュ・スタジアムでサスペンスフルな末に勝利を収めた。
キャバル/ファラ組に敗れて以来6年ぶりの同一グランドスラム決勝進出となった2人は、今季2つ目のメジャータイトルを獲得。ニューヨークでの戴冠に両選手はこう語った。
「現在、これは非常に感動的な瞬間です。試合中に感じた数々の感情の後、どうやって最後のポイントを勝ち取れたのか自分でも分かりません。
彼ら(ソールズベリーとスクプスキ)は本当に良く戦いました。しかし我々は戦い続けました。この決勝を一言で表すなら『決して諦めるな』です。2時間30分に及ぶ試合は精神的に非常に消耗しましたが、最終的にはその価値がありました。言葉では表現できないほど幸せです。
安堵と幸福感に包まれています。これは信じられない感覚です。2019年にも決勝に進出しましたが、あの時は敗れ、あと一歩のところでした。その試合から学び、今回はより一層努力した結果だと思います」と40歳のセバジョスは語った。
「オラシオ(セバジョス)が言ったように、今日は我々にとって感動的な日です。時としてテニスは完全に狂っていて、今日の試合はまさにそれでした。敗戦目前だったのが、20分後には優勝トロフィーを掲げていました。
鍵は最後の一点まで戦い続けることだけでした。試合後、レストランに向かう途中でカルロス(アルカラス)が我々の勝利に反応している動画を見ました。彼は我々のことを心から喜んでくれていました。
とても面白かったです。もちろん、彼のような選手からのサポートは特に嬉しいです。彼の人間性も尊敬しています」とグラノジェルスはメディア『プント・デ・ブレイク』を通じて付け加えた。