「準備期間なしで3つのメジャー大会を戦える選手は記憶にない」とブラッド・ギルバートが語る

ノバク・ジョコビッチはテニス界の関係者を驚かせ続けている。38歳のセルビア人選手は、今年出場した全グランドスラム大会で全て準決勝に進出している。この安定ぶり自体驚異的だが、さらに特筆すべきは、各メジャー大会前の数週間ほとんど公式戦に出場していない点だ。

実際、メルボルン前のブリスベンでの2試合を除けば、ジョコビッチは異なる3サーフェスで、パリのグランドスラム、ウィンブルドン、そして全米オープンを、一切の準備大会なしで連続して戦ったのである。

前週に試合をしていたのは全仏オープンだけだった（モンテカルロとマドリードでは1回戦敗退、その後ジュネーブで優勝）。

この連続出場は、コリ・ガフの元コーチであるブラッド・ギルバートの賞賛を誘っている：

「本当に驚くべきは、彼がメジャー大会しか戦っていないことだ。彼はちょうど全仏、ウィンブルドン、全米を戦った。これほどのパフォーマンスレベルで、3大会連続でメジャーを戦った選手は、男女問わず他に記憶にない。

セレナ（ウィリアムズ）ですらこれを達成したかどうかわからない。そもそも、グランドスラムの間の大会に一切出場しないという事実自体、非常に特筆すべきことだ。」