ツィチパス、今季終了：「2026年にはより強く戻りたい」

怪我、論争、失望——2025年はステファノス・ツィチパスにとって苦難の道のりとなった。ギリシャ人選手は2026年に向けて再起を図るため、公式に今季の終了を宣言した。

2025年はステファノス・ツィチパスにとって受難の年となった。シーズン開始時に11位だったギリシャ人選手は、2月にATP500ドバイ大会を堂々と制しトップ10に返り咲いたものの、その後少しずつ輝きを失っていった。

多くの人がグランドスラム2度の準優勝者がかつての実力を取り戻したと評価する中、実際にはそうならなかった。得意サーフェスのクレーコートでは、ツィチパスは失望の連続を味わった。

地獄への下降は芝生コートでも続き、わずか1ヶ月だけコーチを務めたゴラン・イワニセビッチが彼の身体的コンディションを公に批判する事態となった。

アテネ生まれの選手は再び父親にサポートを求めたが、腰痛のため相次ぐ棄権でシーズンを終えることになった。彼は当然の流れとして今週金曜日、2025年シーズンの終了を発表し、「2026年により強く戻るための回復と治癒」を優先すると表明した。

9月のデビスカップ以来公式戦から遠ざかっていたツィチパスだが、先週にはシックス・キングス・スラムに参加し、わずか1試合の出場で150万ドルの報酬を得ていた。