テイラー・フリッツ、バーゼルで印象的なヴァレンタン・ヴァシュロに辛勝

世界ランク4位のフリッツは、上海大会で優勝したばかりのモナコ選手に苦しめられ、2回戦進出に2時間30分以上を要した。4-6, 7-6, 7-5での勝利は、アメリカン選手のメンタルの強さを物語っている。

バーゼル大会の目玉試合では、第1シードのテイラー・フリッツとワイルドカードで約2週間前の上海マスターズ1000優勝者であるヴァレンタン・ヴァシュロが対戦した。

大会復帰が注目されていたモナコ選手は、世界4位選手に見劣りすることなく、最初のセットを6-4で奪取。戦いは第2セットにも続き、タイブレークでフリッツが巻き返し、7-4で勝利した。

第3セットでは、3-2でヴァシュロが少しペースダウンし、フリッツが主導権を握るきっかけとなった。アメリカ人選手はこのブレイクで難しい局面を脱したと思ったが、世界39位選手は直後に追いつくことに成功した。

結局、ATPランキング4位の選手が6-5で差をつけ、2時間36分の末に4-6, 7-6, 7-5で勝利を収めた。この激戦は、現在のツアーで最高の選手の一人を倒すところだったヴァシュロの自信に満ちたプレーを証明するものだ。

フリッツは明日、ウゴ・アンベールと準々決勝進出をかけて対戦する。一方のヴァシュロは、本戦への招待状を昨日受領したパリマスターズ1000に来週出場する。