ビデオ - 2012年バーゼル大会でのディミトロフ対トロイツキ戦における驚異的な決勝点
Le 24/10/2025 à 13h54
par Adrien Guyot
2012年ATP500シリーズ・バーゼル大会1回戦で、当時21歳のグリゴール・ディミトロフが、同年の大会で第8シードとして出場していたビクトル・トロイツキと対戦した。当時まだ成長途上にあったブルガリア人選手は、セルビア人選手を2セットストレート(6-3, 6-2)で下した。
第2セット序盤、ディミトロフがブレークリードを奪い、自身のサービスゲームで2-1とリードしていた状況で、両者はその後のゲーム展開、ひいては試合全体にとって決定的な重要ポイントを戦うこととなった。
ブルガリア選手のサービスゲームでスコアが40-40となったとき、ディミトロフは精度の高いサーブを決め、素早く攻勢に転じてネット前に詰め寄りポイントを決めようとした。
しかしトロイツキのパッシングショットに対し、ディミトロフは即興で驚異的なバックハンドのドロップ半ボレーを繰り出し、このポイントを獲得。その後数ゲームを経て試合にも勝利した(下記動画参照)。
この天才的なショットは、元世界ランク3位の選手がキャリアの中で生み出した最も見事なショットの一つとして、今日なお語り継がれている。現在は大胸筋を負傷しているディミトロフは、ウィンブルドン以降一切試合に出場していない。一方、元世界12位のトロイツキは2021年に現役を引退している。
Dimitrov, Grigor
Troicki, Viktor
バーゼル