ムセッティ、ナボネに苦戦も4セットで勝利し全仏オープン2週目へ進出
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シュザンヌ・ランラン・コートで行われた金曜日のプログラムは、ロレンツォ・ムセッティ対マリアノ・ナボネの試合で幕を開けた。第8シードのイタリア人選手は、キャリア3度目となる全仏オープン16強入りを目指していた。
しかし対戦相手のアルゼンチン選手はクレーコートでの強豪であり、ブランドン・ナカシマとライリー・オペルカを破った勝利がその実力を証明していた。ナボネは臆することなく好調なスタートを切り、試合開始早々からミスをほとんどせずに堅実なプレーでムセッティを苦しめた。
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ナボネが第1セットを奪い流れを作るのは自然な成り行きで、第2セットの開始時もイタリア人選手がベストコンディションを模索している状況が続いた。
ナボネは6-4、2-0とリードしたが、ここ数週間でモンテカルロ・マスターズ1000準優勝を果たしたムセッティが目を覚ます。ブレークが乱れ飛ぶセットとなったものの、ムセッティは徐々に試合の主導権を握り、世界ランク97位の選手は後半ついていけなくなった。
第3セットでナボネが最初のブレークを奪うも、流れは完全に変わり、ムセッティが勝利へと突き進んだ。第4セットをコントロールした後、ロレンツォ・ムセッティは激闘の末(4-6、6-4、6-3、6-2、試合時間3時間25分)に勝利を収め、2021年と2023年に続き3度目となる大会2週目進出を決めた。
次戦ではキャリア初の全仏オープン8強入りを懸け、カンタン・アリス対ホルガー・ルネの勝者と対戦する。
全仏オープン
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