メドベージェフは諦めない:「もし自分のランキングに満足していたら、引退する時が来たと思う」
ダニール・メドベージェフは奇妙なシーズンを経験した。ロシア人はグランドスラムでは全く輝かず、今年は全豪オープンで1勝を挙げただけだった。マスターズ1000ではいくつかの好パフォーマンスを見せたものの、29歳の選手は特に注目を集めることはなかったが、それでもアルマトイ大会で2年半ぶりのタイトル獲得により干ばつに終止符を打った。
メドベージェフの1年は、2017年に始まったコーチのジル・セルヴァラとの協力関係の終了によっても特徴づけられた。波乱のシーズンにもかかわらず、ロシア人は来シーズンに向けて依然として大きな野心を抱いており、キャリア中に大きなタイトルを獲得することを可能にした一貫したレベルを取り戻すことを望んでいる。
「今年の終わりの時点と同じくらいは、少なくともプレーできることを願っている」
「もし2026年の終わりに同じ順位で終わったら、それはあまり満足できないだろうし、それは良いことだ。だからこそ私はテニスを続けている。もし自分のランキングに満足していたら、引退する時が来たと思う。
単純に、今年の終わりの時点と同じくらいは、少なくともプレーできることを願っている。なぜなら、それは悪くなかったからだ。でも、シーズン終了時よりもさらに良くプレーできることは分かっている。なぜなら、いくつかの試合は素晴らしかったからだ。例えば、上海での準々決勝でのデ・ミナールとの試合。あれ以上に上手くプレーすることはできない。
しかし、一貫性という点では、もっと上手くできたかもしれない。だから、以前のようにペースを維持し、複数の大会を連続して上手くプレーできるように、フィジカルコンディションを鍛えていくつもりだ。そしてもちろん、テニスの観点からは、単純に大会から大会へと上手くプレーできることを願っているだけだ」と、メドベージェフはTennis Up To Dateに確約した。
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