「キャリアのこの段階では、毎日100%の状態でいられないことを受け入れなければならない」ディミトロフ、シナー戦前に心境を語る
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過去4大会のグランドスラムで棄権を余儀なくされていたディミトロフだが、今回はウィンブルドンで決勝トーナメント進出を果たした。マジャー大会通算100勝目となるオフナー戦勝利後、ブルガリアの選手は現在の身体状態について率直に語った。2014年ベスト4の経歴を持つ34歳は、年を重ねるごとにケガが増えていく現実を自覚している:
「現在のレベルについて断言したくはない。ただ今は非常に調子が良いと感じている。痛みも全くない。大会前には多くのトレーニングを積んだ。総合的には毎日が充実していた。この状態を土台にできている気がするから、幸せなだけでなく、これから起こることにワクワクしている。
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ある日は仕方なく、痛みを感じて目覚めることもある。でもこれはキャリアのこの段階で、毎日100%の状態でいられないことを受け入れなければならない時期なんだ。だからその現実と共に生きているし、それでいい。仕事場――つまり試合やトーナメントに行けて、持てる全てを出せるときは、義務を果たせている気がする」
ディミトロフは月曜日、センターコートの最終試合でシナーと対戦する。両者の対戦成績は世界ランク1位のシナーが4勝1敗と明らかに優勢だ。
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