「グランドスラムを勝っていたとしても、より幸せな人間にはなれなかっただろう」ツォンガの本音
Le 26/06/2025 à 07h53
par Adrien Guyot

ジョ=ウィルフリード・ツォンガは元世界ランク5位のテニス選手。フランス人の彼はATPツアーで18のタイトル(うちマスターズ1000が2つ)を獲得し、2008年には全豪オープン決勝に進出。マレーやナダルを破る活躍を見せたが、ジョコビッチに敗れた。
ル・マン出身のツォンガは、史上最高の3選手(ビッグ3)がひしめくテニス史上最もレベルの高い時代に、輝かしい戦績を築いた。
昨年引退した40歳の元選手は最近、YouTubeのケビン・フェレイラのポッドキャストに出演し、現役時代を振り返った。
「世界最高の選手たち、ビッグ3の全員に勝利したと言える。だがそれでも、グランドスラムを勝っていたとしても、より幸せな人間にはなれなかったと思う」
「銀行口座にはおそらく数百万ユーロ多く入っていただろうが、それは一時的な喜びに過ぎない。それが人生の究極の目標ではなかった」と語り、最大の後悔はテニスそのものではなかったと明かした。
「キャリアでもっとうまくできたことは?英語を話すことだ。ツアーを深く分析し、世界中どこでもくつろげるようになること。私にとっては障害だった」
「最初は英語がひどく下手で、会話ができるようになっても、心地よくなれなかった。自然に感じられず、正しく発音するのに集中しなければならず、それは簡単ではなかった」
「もっと世界にオープンでいればよかったと後悔している。外国人コーチと仕事をしたが、かなり遅かった。オーストラリア人コーチ(ロジャー・ラシード)とスペイン人コーチ(セルジ・ブルゲラ)しか持たなかった。多くを学んだが、もっとできたはずだ」とツォンガは締めくくった。