ツィチパス、イワニセビッチとのコーチ契約を僅か数週間で解消
ステファノス・ツィチパスのコーチを務めていたゴラン・イワニセビッチが、早くもその任を解かれた。数か月間不振が続いていたギリシャ人選手は、ローラン・ギャロス終了直後の2001年ウィンブルドン優勝者を招聘し、特に芝シーズンの準備を強化しようとしていた。
しかし計画通りには進まず、現在世界29位で背中の負傷を抱えるツィチパスは、バレンタン・ロワイエに2セット先行されたロンドン大会初戦で棄権を余儀なくされた。
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新コーチから「高レベルでの成功には不適切」と自身の身体状態について複数回公に批判されたツィチパスは、先週ヒップマンカップでギリシャ代表として復帰していた。
だが北米シリーズ(カナダOP - シンシナティ - 全米OP)開幕を目前に控え、ツィチパスはクロアチア人コーチの助言なしで臨むことになる。SNSで「即時効果をもって協力関係を終了する」と発表したからだ。
「ゴラン・イワニセビッチとの仕事は短くも濃密な経験で、私の旅路において本当に貴重な一章でした。彼が私個人だけでなくチーム全体に注いでくれた時間と努力、エネルギーに感謝しています。道が分かれても、ゴランに対してはテニスでの功績だけでなく、人間としても敬意しか抱いていません。今後の彼の幸運を心から願っています」と8月12日に27歳を迎えるツィチパスはInstagramで綴った。
Dernière modification le 24/07/2025 à 07h57
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