「全豪、全仏、ウィンブルドンでは優勝を予想していたが、全米だけは違った」とロディックが語る

アンディ・ロディックは自身のポッドキャストで、サバレンカの全米オープン優勝について振り返った。アメリカ人の元王者は、当初は彼女の優勝に賭けていなかったものの、特に今シーズンの状況を考慮すると、ベラルーシ人選手のパフォーマンスに感銘を受けたと語る。

「昨年は多くの勝利を収め、今年もまた全ての大会で優勝候補となった。残念ながら、私は全豪、全仏、ウィンブルドンでは彼女の優勝を予想していたが、全米だけは違った。確かにスポーツの世界では、『勝つか負けるかのどちらかで、中間はない』という奇妙な議論が存在する。

ほとんどの場合では決定的だが、常にそうとは限らない。それがスポーツだ。完璧ではなく、彼女のシーズンがそれを如実に物語っている。対戦あり、勝利あり。時速40kmの風が吹く全仏あり。マディソン・キーズがフォアハンドを一発も決められなかった試合あり。ウィンブルドンを獲れなかったことで緊張する選手あり。

そして彼女はニューヨークにやって来て、おそらく他のどの大会よりも多くの疑問符を抱えながらも、最終的には勝利を掴んだ。まさにこれこそが、スポーツの素晴らしさだ。」