「彼は不当な憎悪を受けていると思う」ズベレフがジョコビッチを擁護

世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフは、ウィンブルドン選手権初戦でアーサー・リンダーネッヒと対戦。今年初めの全豪オープンで準優勝したドイツ人選手は、ついに自身初のグランドスラム優勝を目指して完璧な戦いを期待している。
その道のりで、ズベレフはサーキットにおける最大のライバルでありながらも最も仲の良い選手の一人であるノバク・ジョコビッチと決勝で対戦する可能性がある。
テニス365のインタビューで、ズベレフはジョコビッチがテニスファンから浴びせられる不当な憎悪について躊躇なく指摘。特に今シーズン初めの全豪オープン準決勝でセルビア人選手が棄権した件について言及した。
「全豪では観客たちがチケット代を払って、私たちの4時間、5時間に及ぶ熱戦を見たかったでしょう。でも結局、彼はこの大会で10回も優勝しているんです。怪我を押しての勝利も、メルボルンでは何度も様々な問題を抱えながら勝ち上がってきた」
「もし彼がグランドスラム準決勝をプレーできないと言ったなら、それは本当にプレーできない状態だったということ。だから彼は不当な憎悪を受けていると思う。ロジャー(フェデラー)とラファ(ナダル)は史上最も愛されたアスリートの2人だ。おそらく史上最も愛されたアスリートトップ10に入るだろう」
「そしてノバク(ジョコビッチ)はファンの心の中で多くのパーティーを台無しにしてきた。でも知ってるかい、私が言えるのはノバクが本当に良い奴だってこと。昨日も彼と練習して、私のサーブやリターンについて、彼が何に重点を置いているか質問したんだ」
「世界6位の選手が3位の私とウィンブルドンでいつか対戦するかもしれないのに、彼は私の質問に答えたがらないだろうと思うかもしれない」
「でも彼は本当に寛大で、時間をかけて答えをくれてアドバイスまでしてくれた。世界で他にこんなことを直接のライバルにしてくれる選手がいるかどうかわからない」
「彼は回答にとても寛大だ。時間をかけて考え、正直な答えをくれる。ツアーでこんなことをしてくれる選手は他にいないと思う」とズベレフは最近のインタビューで語った。