「軌道は変わらないが、ボールがTシャツをかすめた」ボレッリとババソリがマスターズで失った超現実的なポイント

今週土曜日のATPファイナルズでは、極めて異例の状況でビデオアシスタントが要請された。

ボレッリ/ババソリ組とヘリオバーラ/パッテン組のダブルス戦において、主審はボールがボレッリのTシャツに接触したと判断し、イタリアチームのポイント喪失となった。

アンドレア・ババソリはビデオ確認を要求したが、ルノー・リヒテンシュタイン主審は、この接触がボールの軌道に全く影響を与えていなかったにもかかわらず、自身の判定を維持した。

主審：「Tシャツが動いているのが確認できます」
ボレッリ：「でも軌道は変わっていない。誰が見てもボールは何にも触れていない」
主審：「理解しています。軌道が変わっていないのは承知していますが、ネットレベルに設置されたカメラでTシャツの動きが明確に確認できます。
ボールが軽くTシャツに触れたのが見えるため、判定を確認しなければなりません」