34歳のディミトロフ、1968年以降グランドスラム最多リタイア記録を更新
ウィンブルドン準々決勝でシナーに敗れリタイアを余儀なくされたディミトロフは、またもやメジャー大会を早期に去ることとなった。このような事態に慣れっこになっているブルガリア人選手は、直近5つのメジャー大会出場中5度目のリタイアを記録した。
2017年マスターズ優勝者の34歳選手は、オープン化時代(1968年)以降のグランドスラム最多リタイア記録(10回)を保持している。セルビアのティプサレビッチ(8回)やジョコビッチ(7回)、フランスのロドラと南アフリカのフェレイラ(各7回)を上回る数字だ。
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さらに、1968年以降わずか4度目となる「2セット先行状態からのグランドスラムリタイア」という不運も味わった。前回は2012年全豪オープンでダルシス(ベルギー)がセラ(フランス)に7-6, 6-3, 4-5(途中棄権)で敗れたケースである。
Dernière modification le 08/07/2025 à 09h52
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