「この試合は自分に有利に転がる可能性があると信じ続けました」スビトリナ、パオリーニ戦勝利後に語る
ハイレベルな戦いとなったロラン・ギャロス4回戦で、エリナ・スビトリナはジャスミン・パオリーニを2セットの末に下す大番狂わせを演じた。
4-6、1-4とリードを許したウクライナ人選手は3つのマッチポイントを救い、約2時間30分に及ぶ体力とメンタルの消耗戦の末、逆転勝利を収めた(4-6, 7-6, 6-1)。
世界ランク14位のスビトリナがパオリーニを破るのは今年2度目(全豪オープンに続き)。キャリア5度目となるロラン・ギャロス準々決勝へ進出し、初のベスト4入りをかけてエレナ・リバキナかイガ・スワテクと対戦する。試合後、スビトリナは波乱に富んだこの試合を振り返った。
「この試合が自分に有利に転がると信じ続けました。正直、今でも試合とこの激闘について考えています。本当に難しい試合でした。ジャスミン(パオリーニ)は素晴らしいプレーを見せ、私にとって非常に厳しい戦いでしたが、最後まで冷静さを保ち、最後の1点まで戦い抜けたことをとても嬉しく思います」
「私は積極的でなければなりませんでした。できる限りゲームプランに集中し、第2セットを奪うためのあらゆる小さなチャンスを掴む必要がありました。1ゲームか2ゲームが全てを決めたような気がします」
「非常に厳しい戦いでしたが、第2セットを奪えたことが嬉しく、第3セットでは強さを見せて勝利できました。私たち(パオリーニと)はお互いに刺激を与え合っていると思います」
「もちろん、時には調子が悪い日もありますが、頭を上げて戦い続け、逆転の小さなチャンスを探さなければなりません。グランドスラムでは誰もが最高のプレーをし、全力で戦います」
「重要なのは集中力を保ち、訪れるチャンスを掴むことです。コーチが分析して必要な結論を出すでしょうし、私も少し(リバキナ対スワテク戦を)見るかもしれません」
「でも今は回復が最優先です。今日の試合は体力的に非常に消耗しました。ですから氷風呂に入り、食事をし、娘と話してガエル(モンフィス)と一緒に愛情を受け取り、この瞬間を楽しみたいと思います」
「そして明日は練習して、次の試合に向けた戦術を練ります」とスビトリナはウクライナメディアTribunaの取材で勝利直後に語った。
Paolini, Jasmine
Svitolina, Elina
全仏オープン