イスナー、メンシークのマイアミ優勝について：「彼の年齢の選手としては稀な冷静さを見せた」
先週末、ヤクブ・メンシークはキャリア2度目の決勝で初タイトルを獲得した。マイアミ・マスターズ1000で、19歳のチェコの若手選手は、自身のアイドルであるノバク・ジョコビッチを2セット（7-6、7-6）で下し、驚異的な大会の締めくくりを見せた。これにより、ジョコビッチのキャリア100勝目を阻止することにも成功した。
大会を通じて安定したプレーを見せたメンシークは、これまでにバウティスタ・アグート、ドレイパー（インディアンウェルズで優勝したばかり）、サフィウリン、マチャック（不戦勝）、フィルズ、フリッツを破っていた。「Nothing Major Podcast」に出演した2018年大会優勝者で翌年準優勝者のジョン・イスナーは、今週月曜から世界ランク24位となったメンシークのパフォーマンスに感銘を受けたと語った。
「メンシークは信じられないほどのパフォーマンスを発揮した。マスターズ1000で初優勝とは非常に印象的だ。彼は初戦を勝ち上がり、インディアンウェルズ王者のジャック・ドレイパーを2セットで破るところからキャンペーンを開始した。
ドレイパーはマイアミに向けて万全の準備を整えていたようだが、メンシークは彼を打ち破り、そこから非常に堅実なプレーを続けた。タイブレークでは無敗で、準決勝ではテイラー・フリッツを第3セット7-6で下し、決勝では史上最高の選手を2セットで圧倒し、両セットをタイブレークで制した。彼の年齢の選手としては稀な冷静さを見せていた。
メンシークは動じることがなかった。フォンセカという別の若手選手が最近の活躍で注目を集めていたが、メンシークについてはあまり話題になっていなかった。しかし彼は静かに自分の仕事をこなしていた。
準決勝に進出した時、多くの人はフリッツが勝ち、決勝はフリッツ対ジョコビッチになるだろうと考えていた。だが彼は第3セット7-6でその試合を勝ち取り、決勝も制した。本当に印象的だ。彼は素晴らしいゲームを持っている。
彼がまだ19歳で、非常に体格が良く強く、これからさらに成長する可能性を考えると驚くべきことだ。彼には明るい未来が待っている。今後は誰もが彼をターゲットにするだろうし、もはや誰のレーダーにも引っかからないような存在ではなくなる」とイスナーは最近のインタビューで語った。
