シナー、2025年わずか5大会出場でATPファイナルズ出場権獲得
Le 08/08/2025 à 11h48
par Adrien Guyot

ヤニック・シナーがカルロス・アルカラスに続き、今年末のATPファイナルズ(トリノ開催)出場を正式に決めた2人目の選手となった。1年以上連続で世界ランキング1位を維持するイタリア人選手は、2025年シーズンに2月から5月までの3ヶ月間の出場停止処分により試合出場が制限されていた。
その結果、現在シンシナティ大会(タイトル防衛を目指す)に出場中のシナーは、1月以降わずか5大会しか出場していない。全豪オープンとウィンブルドンで優勝したほか、春季復帰戦のローマと全仏オープンではいずれもアルカラスに敗れ準優勝している。
ハレ大会の前回優勝者であるシナーは、同大会の芝コートで唯一の苦戦を経験。8強で大会優勝者となるアレクサンダー・ブブリクに敗れている。
昨年ATPファイナルズでテイラー・フリッツを破り優勝したシナーは、これで今大会への4度目の出場(過去5年間で)が確定。2021年は代替選手として2試合に出場し、2023年にはノバク・ジョコビッチとの決勝に進出。そして昨年は完璧な戦績で優勝トロフィーを手にした。
昨年11月、ATPツアーで歴史的なシーズンを終えたばかりのシナーは、グループステージでデミナウル、フリッツ、メドベージェフに、準決勝でルードに、そして決勝で再びフリッツに、すべてストレート勝ちしていた。