デビスカップ:「度胸を見せて挑まなければならない」、リンダーネックがチリッチへの挑戦に意欲
クロアチアとフランスのデビスカップ対戦では、アルテュール・リンダーネックとマリン・チリッチの対決が注目を集める。経験と輝かしい実績を持つチリッチだが、意気盛んなリンダーネックの挑戦を受けることになる。
敬意と挑戦の狭間で、フランス人選手はプレッシャーと期待についての思いを語った。今週金曜日、オシエクで行われるデビスカップ予選の初日、クロアチア対フランスの戦いが幕を開ける。
16時からはコランタン・ムーテとディノ・プリズミッチの第1試合が行われ、その後アルテュール・リンダーネック対マリン・チリッチの対決が行われる。リンダーネックにとっては、グランドスラム優勝経験者(2014年全米オープン)で、37歳近くながら現在世界ランク60位の選手との華やかな一戦となる。
両者はメインツアーで既に2度対戦しており、勝敗は1勝1敗——2021年全仏オープンでチリッチが、2022年バーゼルでリンダーネックが勝利している。フランス人選手は、クロアチアの室内クレーコートでの試合を数時間後に控え、元世界ランク3位の選手との対戦について、媒体「レキップ」に語った。
「こういう緊迫した状況では、度胸を見せて挑まなければならないと確信しています。おそらく、ここ数年のデビスカップでは、時にそれが欠けていたのでしょう。もっと丁寧に言うなら、ためらわずに必要な時に行動を起こすことです。
今回は、5セットマッチの本格的なデビスカップの雰囲気が2回戦から既に感じられます。とても楽しみです。敵意ある観衆の中で戦うことになりますが、それも我々が好むところです。もちろん、試合は困難を極めるでしょう。紙面上では非常に拮抗した戦いです。
チリッチは私のお気に入り選手の一人です。彼のプレーを見るのが大好きです。彼はあまり目立たない選手ですが、偉大なチャンピオンです。グランドスラムを勝ち取り、決勝に進出し、全仏オープンでベスト4に入ったことを忘れてはいけません。
その実績は計り知れません。彼はプレーするたびに非常に競争力が高く、打ち負かすのが困難です。その姿勢は卓越しています。私が『挑む』と言った時、彼はまさに典型——動じることがない。彼は挑み続ける、それがチャンピオンの証です」とリンダーネックは語った。