ドンスコイがローラン・ギャロスのクレーコートに関するナダルの逸話を明かす

メディア「チャンピオナート」のインタビューで、2013年に世界ランク65位だったエフゲニー・ドンスコイが、ローラン・ギャロスで聞いたラファエル・ナダルにまつわる逸話を明かした。

彼は次のように語っている：「ある選手が、トーナメント前にシャトリエ（ローラン・ギャロスのセンターコート）でナダルと練習した時の話をしてくれた。ラファがコートを離れる際、『少し遅すぎる、クレーが多すぎる』と言ったんだ。

クレーが多ければ多いほど、ボールの跳ね返りは遅く低くなる。結果としてコートは遅くなる。だがラファは直接『もっと遅くしてくれ』とか『速くしてくれ』と要求するタイプではない。彼はただそれを受け流した。

その選手の話では、スタッフは一晩中クレーを掃除し、洗浄したという。そして『翌日戻ってみると、クレーは完全になくなっていた。ボールはコンクリートの上で跳ねているようだった。残っていたのはコンクリートのスラブだけ』だと。

これが真実かどうかはわからない。ひとつの逸話としておこう。いつもこうだった：主催者はスター選手たちにあのコートでプレーしてほしいと思っている。しかし、私には理由がわからないが、シンナーとアルカラスが上手くプレーできるようにだけコートを遅くするとは思わない。」