ハリーズがナルディをスリリングな試合の末に下し、ドバイでベスト4進出

フェリックス・オジェ=アリアシムの予選通過に続き、ドバイのATP 500トーナメントのセンターコートで本日の2番目の準々決勝が行われます。
メインドローで最後のフランス人選手となったクエンティン・ハリーズは、ジャック・ドレイパーの欠場の恩恵を受けて、ラッキールーザーとしてトーナメントで再度輝くチャンスを得たイタリアのルカ・ナルディと対戦しました。
世界ランキング77位のハリーズは試合の入りが全く良くなく、第一セットでブレークポイントを一度も得られませんでした。
イタリア人選手は無理をせずにリードを奪いました。しかし、後がないハリーズは完璧に反応しました。第2セットの最初でブレークを許した後、彼は3ゲーム連続で取り、一気に試合に戻りました。
それは当然のように、二人の間で決定的な第三セットに突入しました。
しかし、第三セットは壮絶な戦いとなりました。レシーバーはサーバーに対して優位に立つことができず、特にハリーズにはチャンスがありました。
5-5の局面で、彼は15-40から連続でブレークポイントを逃しましたが、その後のサービスゲームでタイブレークをもぎ取りました。
タイブレークは、まさに呼吸困難を引き起こすような緊張感で、最後のポイントまで決着はつきませんでした。6対5までにミニブレークはありませんでした。
初のフィニッシュチャンスの際、前のポイントで彼のドロップショットが相手の失望の中ラインにかすめた後、ハリーズはナルディのフォアハンドがワイドに外れるのを見ました。
結果、クエンティン・ハリーズはついにスリリングな試合の末に勝利を収め(2-6, 6-3, 7-6)、ドバイでの素晴らしいパフォーマンスを続けます。予選では内山靖崇(6-3, 7-6)、続いてパベウ・コトフ(7-6, 7-5)を下し、さらにアンドレイ・ルブレフ(3-6, 6-4, 7-6)やロベルト・バウティスタ・アグート(7-6, 6-4)を破り、そしてナルディに勝つまでの道のりでした。
準決勝では、クエンティン・ハリーズはフェリックス・オジェ=アリアシムと対戦します。二人は過去二度対戦しており、いずれもカナダ人選手が勝利しています。
先週ドーハでは、世界ランキング21位の選手が第三セットのタイブレークで勝利を収めました。今のところハリーズは、来週月曜日にキャリア初のトップ60入りを確実にしています。