パオリーニ、逆転勝利でシュナイダーを下しローマ準決勝進出
Le 13/05/2025 à 14h42
par Adrien Guyot

WTA1000ローマ大会の女子シングルス、初の準々決勝が行われた。大会終盤にイタリアの観客から熱い声援を受けるジャスミン・パオリーニは、キャリア初の「永遠の都」でのベスト4入りを目指していた。
そのためには、3回戦までストレート勝ちで準々決勝に進出していたディアナ・シュナイダーを倒す必要があった。シーズン序盤に苦しんでいたロシア人選手は調子を戻しつつある。
キャロライン・ドレハイド(6-0、6-0)、ジャクリーン・クリスティアン(6-3、6-3)、エリーズ・メルテンス(6-2、6-3)に勝利した世界ランク11位のシュナイダーは新たな好成績を狙っていたが、トップ5に返り咲いたパオリーニとの対戦は困難が予想された。今週のパオリーニは地元観客の絶大な支援に支えられている。
理想的なスタートを切り4-0とリードしたイタリア人選手だったが、徐々にシュナイダーが試合に巻き返しを見せた。シュナイダーは5ゲーム連取し、最初のセットを7-1の一方的なタイブレークで奪った。
勢いに乗ったシュナイダーは第2セットでも4-0とリードを広げた。しかし第1セットとは逆のシナリオで、パオリーニが6ゲーム連続で勝利し、観客を沸かせながら決勝セットに持ち込んだ。
トイレ休憩後、シュナイダーは積極的なプレーでパオリーニの最初のサービスゲームをブレイクした。だがパオリーニはすぐに巻き返し、試合の最後6ゲームを全て奪い勝利(6-7、6-4、6-2)。
地獄から這い上がったパオリーニは、女子シングルスで最初のベスト4進出を決めた。決勝進出をかけてはエリーナ・スビトリナまたはペイトン・スターンズと対戦する。